Wednesday, August 31, 2016

ゴールデンサークルの夏ならではの見所

アイスランドの自然を感じる観光エリアとして有名な、ゴールデンサークルのツアーを大学が紹介していたので、日本人の友達と一緒に行ってみることにしました。


人口より多いといわれる羊と触れ合うことができる羊の仕分け会場(Reykjaréttir)

苔に覆われた風景を駆け抜けゴールデンサークルへ向かう前に立ち寄ったのは、Reykjaréttirという羊の群れを飼い主ごとに仕分ける場所で、アイスランドの人口より多いといわれる羊の大群と戯れるという初めての経験をしました。




バスの車窓から羊が見えるたびに触ってみたいと思っていましたが、動物慣れしていない私と友達は羊の海に圧倒されてしまい、慣れた手つきで角をつかんで持ち上げる地元の子供を横目に、軽く触ってそそくさと馬のところに避難しました。



馬に癒された後まだ時間があったので、友達と敷地の外に出て散歩していると、野生の馬が二匹仲良くたたずんでいて、ほのぼのとした雰囲気に和みました。




アイスランドの電力を支える壮大な水の力を感じるグトルフォスの滝(Gullfoss Falls)

そして人生で一番動物と触れあった後は、いよいよゴールデンサークルの見どころ、グトルフォスの滝に到着しました。




想像以上の規模に圧倒されつつうっすらと見える虹に癒され、さらに滝壺へと近づいてみると大自然を間近に感じることができました。

再生可能エネルギーでほぼ全ての電力をまかなうアイスランドでは、有名な地熱ではなく水力が主な電力源だと知り少し疑問に思っていましたが、この圧倒的な水の力を目の当たりにして納得させられました。



間欠泉で有名なゲイシールでたまたま発見した夏限定の風景(Geysir)

大迫力の自然の息吹を体中で受け止めた後は、間欠泉で有名なゲイシールに到着しました。



最初は綺麗な青色の池を楽しんでいましたが、奥に見える丘に登っている人を見かけて、頂上からどんな景色が見えるんだろうと気になり、謎の羅針盤のようなものに遭遇しつつ登っていきました。



頂上付近で座って絵を描いている方がいて、これは綺麗な景色が見れるんじゃないかとわくわくしながらたどり着いた頂上からは、想像以上の絶景が広がっていました。


山のふもとにぽつぽつと家が建ち、小川が蛇行して流れる様子は、理想郷を現実にしたような、夢の中にいるような風景でした。

私も友達もこの絶景に見とれて言葉を失い、それぞれやったことのあるゲームを思い浮かべ、友達は「ファイナルファンタジー思い出した。」と呟き、私は「クロノトリガーの村みたい。」と感激していました。

「あの家に住んでみたいね!」と盛り上がりながら、二人丘を下って再び青い池を眺めていると、名物の間欠泉が吹き上げる様子が見え、写真にはうまく収められませんでしたが大満足でした。




プレートの割れ目に大地の息吹を感じるシングヴェトリル国立公園(Thingvellir)

思いがけない絶景に心を揺さぶられつつ、最後に向かったのはプレートの割れ目が見れるという、世界でも珍しい場所であり世界遺産にも登録されている、シングヴェトリル国立公園でした。



ギャウと呼ばれる割れ目の間を満たす水は青く澄み渡り、さらに投げ入れられたコインがきらきらして本当に綺麗で、ずっと見つめていたくなるような美しさでした。




さらに登っていくとプレートの割れ目が目の前に広がり、ここからプレートが世界に広がっているのかと大地の息吹を感じながら割れ目の間を歩いて行き、割れ目の上に立つのは不思議な感覚でした。




こうして朝から晩まで盛りだくさんだった、ゴールデンサークルツアーも無事終了しました。

大自然を感じる滝や大地の割れ目はもちろん、目の前に広がる羊の海の衝撃と、丘から見えた感動の風景が忘れられず、この旅行で新たな世界が広がったなと感じました。

特にゲイシールの奥の丘の上からの風景は、緑が広がる夏の短い間しか見られないので、この景色と出会えたことが一番の収穫で、特にゲーム好きの方にはぜひお勧めします。




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